施工管理技士といえども図面の知識は重要!

プラント建設の施工管理をしていると周りから見ると、『建設工事を見守っているだけ』みたいな見方をされる時もあるわけで、結構困ってます。施工管理技士(現場監督)は安全管理やら工程管理やらお客さんの相手で忙しいのに、たまにめちゃくちゃな図面の元で作業させられるわけ。

プラント配管図は結構間違いが多い!仕方ないんだけどね!

俺が経験して一番多いのはやっぱり配管図の間違いかな。まぁ確かに何メートルも配管を引っ張って、途中で何個もエルボがあって曲がりくねっている配管を図面通りに作成しても合うはずがない。それはわかってる。だからこそ図面上で「ここは現地合わせね」って書いてほしいんだよ!たまに俺が現場監督しながら配管工事の職長さんと現地合わせの部分を話し合うっておかしいから!それで余分な時間も浪費するしね。

後はたまに普通の直管部を現地合わせに指定している奴いるけど、ずれやすいのはエルボの先とか、逆に固定点は機器なんだからそれに合わせて現地合わせにしてくれ。まぁおれはそれ以前に図面通りに作ったのに他の配管&機器と干渉しまくりで、3000万円の配管工事で2000万円の追加工事が出た現場もあったけどな。

はっきり言って図面確認するやつもする奴だけど、それにハンコを押す上司も上司だよ。時間ばかりかかって一向に進まない配管工事は、こっちから見てなんか申し訳なかったわ。

図面を見なくていいわけじゃない!しっかりと確認して!

だから施工管理技士で施工管理とか現場監督の仕事についたからって、図面見なくていいってことじゃない。図面見て「あれ?ここなんかおかしくね?」ということを見つけられるようになってほしい。結果としてそれが追加工事を少なくするし、職人さんたちの負担も少なくする。つまりいい事ばかりなんだ。

読める能力だけじゃなくてある程度かける能力も必要。現場でちょっとおかしい配管とか、明らかに干渉しそうな図面を見つけたらその場で職人さんにフリーハンドで指示できるくらいの能力は欲しいね。そういうのもはっきり言って施工管理技士に求められる能力だと思ってるよ俺は。

まぁ、完璧な図面が仕上がってくればいいんだけど・・・まぁなかなか難しいよな。俺も設計しながら施工管理の仕事をしているからその辺はよくわかるよ。

ただ・・・時に明らかに「いやいや・・・おかしいでしょ・・・。」っていう図面に当たる時もあるよね。そんな時は設計に電話して修正してもらうしかない。

ということでみんなも施工管理技士だから図面は設計さんの仕事って思わず、ある程度読めるようになって職人さんに指示出せるようになってくれよな。

そういう施工管理技士は会社内でも頼りにされるぜ!