核燃料サイクルでエネルギーの安定供給を!

原子力発電に必要なウランは、石油や天然ガスと同じように輸入に頼っています。しかし、輸入は相手国の事情で供給量や価格が変動する可能性があります。そこで注目されているのが、使用済燃料を国内で処理して再利用する「核燃料サイクル」です。

核燃料と原子力発電

核燃料とは、原子力発電に必要な燃料のことで、天然ウランを製錬・濃縮して、直径・高さともに約1cmのペレット(小さな塊り)状に加工したものの集合体となっています。原子力発電は、ウランの原子核に中性子があたり核分裂するときに発生する膨大な熱エネルギーを発電に利用しています。

核燃料サイクルの仕組み

核燃料サイクルとは、原子力発電で使用済となった燃料を再利用することです。これは資源の有効利用であることはもちろん、高レベル放射性廃棄物の量を減らすことにもつながります。使用済燃料には、燃料として使えるウランやプルトニウムが約97%も残っているためリサイクルすることが重要となります。

再処理工場と燃料加工工場

使用済燃料からウランやプルトニウムを取り出すのが再処理工場です。現在、青森県の六ヶ所村で国内唯一の再処理工場が試験運転の段階を迎えています。ウラン・プルトニウム混合酸化物粉末を加工して、原子力発電で使用できるようにしたものをMOX燃料といいます。この燃料加工工場も青森県六ケ所村に建設され、竣工時期は2024年上期とされています。

原子力分野での人材派遣求人

原子力分野では、各種施工管理の資格や経験を生かせる仕事での派遣求人が多いです。給与も高収入のものが多いですから、とにかく稼ぎたい方にはおすすめでしょう。また、原子力分野での就業経験があると強みになります。

まとめ

原子力発電における核燃料サイクルの仕事は、資源の乏しい日本にとって重要な資源の再利用となるものでやりがいがあります。また政府主導による官民一体の事業のため、働くにも安心の分野です。各種施工管理の仕事はもとより、施工管理で培ってきたスキルを生かすことができる管理的な職種も多いです。

参考リンク

[【核燃料サイクル】でエネルギーの安定供給を!【再処理技術】の仕組みとは?](https://theo-construction.jp/column/%e6%a0%b8%e7%87%83%e6%96%99%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%ab%e3%81%a7%e3%82%a8%e3%83%8